詩人の紙碑 (朝日選書 554)
詩人の紙碑 (朝日選書 554) / 感想・レビュー
繻子
鮎川、中桐に言及している本で、つい手にとった。長田さんは大江健三郎に対して大変好意的だと思う。鮎川については不思議なことに誰がどんな時にどんな風に書いても、人物像がぶれないのが、たまらない。鮎川の戦中日記とその後、また死後まで描かれていて、鮎川に興味を持ている方には、読んでほしいなあ……(どこ目線であろうか)と思いました。思いましたが長田節(時々わざとか断定をすることをためらわない)にはちょこちょこ体力を奪われました。それでも、あえて断定することを出来る人がいるのはよいことだとおもいます。
2014/07/31
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