戦場カメラマン (朝日文庫 い 7-1)
戦場カメラマン (朝日文庫 い 7-1) / 感想・レビュー
RED FOX
10年ぶりに再読。序盤、作者の若気の至りテキな体当たり青春っぷりが眩しい!ここだけでも佳い本。中盤以降のベトナム戦地での激務のライブ感はかなり貴重な記録だと思う。怖かったり悲しかったり希望を垣間見たりの独白も一庶民の目線で好感。本も中身も重厚(笑)
2015/09/23
がんぞ
「我々(アメリカ)がどれだけ豊かか、あなた方は知らない」傲慢というか、ベトナムの実力を見損なっていた/一年限りの若者、銃の扱いは慣れている、多様な火器と圧倒的な弾薬量、全面的制空権、アメリカ人はアドバイザーで政府軍を補助するだけ、もちろん糧食や娯楽も十分→それでもゲリラには押されベトコンは「解放区」で南政府と二重支配し「村をメチャクチャにする」米軍への復讐の機会を与える/中国が東京五輪会期中に原爆実験をしたのも見逃せない。朝鮮戦争と同じく「原爆でも使わないと勝てない」状況から、共産主義との共存→国連入りに
2023/04/12
tecchan
約千頁、かつ、20年以上前に発行された文庫本で活字が小さくて読むのに苦労。古書店で購入。著者はベトナム戦争やカンボジア等の戦争を報道した著名なジャーナリスト。危険極まりない取材風景、兵士達や現地住民の人間模様、戦争の残酷さなどが描かれ読むのが辛くなった。 「ベトナムの熱き青春の日々 1996.6.22 石川文洋」との著者のサインが表紙裏に、また、最後頁にも、同じ日に書かれたフランス語の書き込みがあった。
2019/04/21
たから
学生時代に出会った本。長い時間を経てやっと手に入れた。写真と、現地で書き記された著者の文に、ただただ引き込まれる。心臓の弱い人は見ない方がと思う写真もあるので、警告として書いておく。但し、こういう写真こそが戦争の現実であると思う。
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