にっぽん博物誌 (朝日文庫 い 8-1)
にっぽん博物誌 (朝日文庫 い 8-1) / 感想・レビュー
呉下の阿蒙
反戦、反核、エコロジー、体制批判など昭和五十六年当時の様々な事件や世相を題材に井上節が炸裂する。パロディーの対象は、詩や俳句、文学作品から歌謡曲まで非常に多岐にわたる。昭和五十六年をリアルタイムに生きていなかったので身近に感じられず残念ではあるが、大まかにどういう年だったのかを学べたような気がする。それにしてもたった一年の間にこれだけの風刺を手を替え品を替え創り出す作者の多産な創造力、そしてその面白さは流石としか言いようがない。
2016/04/22
むちれお
最初はエッセイだと思っていたら、だんだんパロディというか言葉の遊びというか、さして面白くもないんだけど延々と続くんだよね。文筆家っていうのはとにかく何か書きたい人種なんだなぁと思う。
2017/02/21
ゴリゾウ
初出は「週刊朝日」。1981年1月2日・9日合併号~1982年5月14日号にわたって67回掲載。(livedoor.jp)#153
1984/11/01
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