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神曲崩壊 (朝日文庫 や 2-3)

神曲崩壊 (朝日文庫 や 2-3)

神曲崩壊 (朝日文庫 や 2-3)

作家
山田風太郎
出版社
朝日新聞出版
発売日
1990-04-01
ISBN
9784022605979
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神曲崩壊 (朝日文庫 や 2-3) / 感想・レビュー

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ヨーイチ

新年早々、人間の業とグロテスクの極北に浸る。でも面白すぎる。読み進める内マヒしてきて読み飛ばし勝ちになって、前回は気が付かなかったが、締めの「リトル・ボーイを搭載した馬車を馭するラスプーチン」なんて、絵を想像したら、素敵過ぎる。

2016/01/12

ヨーイチ

皆さん触れてる様に名著「人間臨終図鑑」の小説版。地獄の描写は笑っちゃうほどグロテスク。精液、愛液こそあまり出てこないが、「人間に内在する液体」が滴り飛び散る。地獄なので忍法帖より更になんでもアリ、なのだろう。風太郎先生の御メガネに適った有名人が皆地獄で妄執の限りを尽くす。発禁、訴訟ギリギリの現代人が出てくるのにはビックリ。同業者はいいとして、いや此れもマズイか。縁者親戚とかは堪ったものではあるまい。文名盛名を残すもの悉く、煩悩の焰に身を焼き、互いに頭を囓り合う。こんな逸話を何処から仕入れたのやら。

2014/07/17

kuu

世代の違う登場人物達の掛け合いが、とてもおもしろい!「飽食の地獄」が一番よかった。ちょっと読む時間を選ぶけど。 煩悩、108つどころではないなぁ。人の欲望を覗くのは、ちょっと楽しい。俗的な私。

2016/11/23

ペペロニ

風太郎らしい地獄が読めた。他の風太郎作品で出てきた人物が登場すると、あぁ、あの時の、と思い出せて面白かった。

2012/11/02

辺野錠

ノベライズ・人間臨終図鑑という印象。歴史上の人物が時代に縛られずに出てくるのが面白い。タモリまで出てくるのには笑った。そして全体的に漂うシニカルな感じが山田風太郎イズム全開。

2014/01/09

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