みんなの寅さん: 男はつらいよの世界 (朝日文庫 さ 8-4)
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みんなの寅さん: 男はつらいよの世界 (朝日文庫 さ 8-4) / 感想・レビュー
藍兒堂
★★★
寺内町亭小天狗
「寅」さんの役者といえば、渥美清です。フーテンの車寅次郎を演じた「男はつらいよ」映画は、常に弱い者の味方になる寅の行動は共感を抱く。まるで「ドラえもん」の主人公・野比のび太と同じ性格です。寅次郎の言葉多くは、名言といえます。この本は各作品のなかから抜粋して、著者の私見を交えて書かれている。第一作「男はつらいよ」から第四十四作「寅次郎の告白」までを取り上げております。寅さんの生き方は、常に人の情愛を基にしています。人情が薄くなった昨今、寅さんのような生き方をしている方が多くなと、世の中は明るい社会になる。
オランジーナ@
まだ、男はつらいよが終わってなかった時代の寅さん論の文庫本。 寅さん以外の古い映画の話が結構多くてついていけないところもありました。 初期の破天荒な寅さんも面白いけど、渥美清と共に年老いていき寅さん自体の恋の話ではなく寅さんが恋愛のコーチ役になるのもそれはそれで面白い。 渥美清が、もう少し長生きしてくれてじじいになった時に寅さんが結婚して物語を終えてほしかった気もする。
2024/02/05
Kudo Atsushi
著者独自の視点から語られ、深い知識をもとに展開される難しさもあり、著者の作品ごとへの好みも強く反映されており、タイトルと異なり読む人を選ぶ。読み応え十分。
2021/01/06
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