ドレフュス事件・詩人・地霊 (大佛次郎ノンフィクション文庫 7)
ドレフュス事件・詩人・地霊 (大佛次郎ノンフィクション文庫 7) / 感想・レビュー
JS
シオニズム運動のきっかけとなったという「ドレフュス事件」についてもう少し知りたいと思って手に取ったが、怪物アゾフの物語「地霊」のほうに強烈に引き込まれた。 映画「インファナルアフェア」を上回る潜入スパイ。これが実話だというのだから驚き。最後のほうの弁明など読むと、やっているうちにどっちの役目が本職か、ほんにんにとっても曖昧になっている。同じ著者の「パリ燃ゆ」もいずれ読んでみたい。
2016/06/14
ホレイシア
この本ではなかったと思うが、名文ですぜ。
2008/01/01
麺
『ドレフュス事件』はそのままフランス第三共和政の同名事件を、後の2作品は帝政ロシア時代の革命家たちについて書いている。日本人作家が現地の文献を辿って調べ、そこから日本に対して幾ばくかの教訓を引き出しつつ、エンターテイメント性ある娯楽作品として完成させているという、「自分もこういうのやりたい」のお手本みたいな作品でした。
2019/06/30
遊歩者
アーレントの『全体主義の起源』についての放送を見て、この事件が印象的で、たまたま見つけたので、手にしてみた。読んでいて、息が苦しくなった。けど、 夢中になって読んだ。
2018/11/24
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