素顔の南方熊楠 (朝日文庫 た 22-1)
素顔の南方熊楠 (朝日文庫 た 22-1) / 感想・レビュー
さらば火野正平・寺
1994年に出た文庫。この時期南方熊楠ブームで、雑誌でもよく特集や漫画化もあり、熊楠本もよく出ていた。懐かしい。この本は小伝の後、熊楠の娘・文枝さんに思い出を聞いたり、地元の研究者の聞き書きがあったりと面白い。ブーム時ならではの文庫。熊楠はその業績以上に逸話が素晴らしい。格好悪い事や恥ずかしい事も当たり前に遺っている人間は何てチャーミングなんだろう。だから絶対にどんな恥も決して貴方を損なわない。
2013/12/15
ゆかり
こだわりが強く、一筋縄ではいかないような人間だった南方熊楠の功績が語り継がれているのは、そんな熊楠を尊敬し、支えた兄弟や家族、隣人、学者など、様々な人物のおかげだと感じた。
2023/08/18
ふら〜
南方熊楠の伝記とその人となりを語った対談などを集めている。粘菌おじさん。在野で研究をするにはまたそれなりの苦労もあったろうが強い意志で乗り越えたんだろうなぁ。こだわりの強い人という印象である。
2018/01/14
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