秋山仁の数学渡世 (朝日文庫 あ 21-1)
秋山仁の数学渡世 (朝日文庫 あ 21-1) / 感想・レビュー
空猫
教育に関するエッセイ。極端な論調もあるが、この人の教育方針、信念には一貫性がある。著者が述べているのは、ゆとり教育の弊害が叫ばれるようになる前の、むしろ詰め込み教育批判時代なのだが、主張・提案の妥当性は変わらないのが不思議といえば不思議。結局、子どもに要求ばかりする大人というのは、自分たちの失敗の尻拭いを押し付けたい卑怯者、働かない無能な管理人であり、教育改革を叫ぶ権利どころか、再教育を受ける義務がある存在のようだ。秋山仁は生徒とともに自分も成長しようともがいており、この姿勢が教育を語る資格なのであろう。
2012/10/26
naoto
ブルーバックス続きだったので、ちょっと軽めの本でも。「数学者らしくない数学者」秋山仁のエッセイ集。自分は寅さんのよさがわかってないので、秋山先生には信用してもらえなそうです(笑)
2012/06/02
Hachi_bee
エッセー、講演で聴いたことも 面白いです。女性との対談も面白いです。週刊朝日の連載だったんですね。
2011/11/06
ひろ
多くの大学生は教育現場に百害あって一利なし。「体裁を繕い、要領を覚える」だけの場になっている。この部分が印象深かった。こんな大学生にはなりたくない。いや、なってはいけない。
tell
単行本から問題がいくつか削られています
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