青木雄二のナニワ資本論 (朝日文庫 あ 29-1)
青木雄二のナニワ資本論 (朝日文庫 あ 29-1) / 感想・レビュー
maimai
「神はいない」不条理な現実から目をそらし現実から目をそらすのではなく現実を直視することで新しい道が拓けてくる。お金は低きから高きに流れる。資本主義が抱える不条理をかきつらねたナニワ金融道の著者の本です。頑張って勉強すれば偉くなれるとはいいますが結局は従順な奴隷を作りあげるイエスマンを作りあげたいというのが政治家の本音なのでしょうか?これからの時代は東南アジアの発展、機械の発展に伴い努力しない人は置いていかれる時代になるといわれています。競争が激化していく中で日本もどう変わっていくのでしょうか?
2016/06/16
HALI_HALI
気が弛んだかも、と思える時に読むと良いかもしれない。労働者たる己を理解した上で資本主義とどのように向き合って生きていくか、著者の考えを綴った本書。代表作であるナニワ金融道の作風らしく、歯に衣着せぬ物言いが清々しい。大多数の人は資本家や経営者に搾取される労働者。この事実の理解から全ては始まる。『全体』という言葉が印象的。人生も、株も、仕事も、何事もまずは全体を把握した上で個別具体的に対処していくことが肝要なのだろう。
2018/10/23
うりぼう
ナニワの稲庭うどん。資本論は、シフォンケーキ。青木雄二がおおきにゆうじ。
2001/08/03
JunctionLIVE
マルクス主義をキーワードに98年前後の世相をあっちこっち語っています。 20年以上前なので古さを感じるところはありますが労働についての話は基本色あせていないと思います。
2022/06/26
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