援交から天皇へ: COMMENTARIES:1995-2002 (朝日文庫 み 20-1)
援交から天皇へ: COMMENTARIES:1995-2002 (朝日文庫 み 20-1) / 感想・レビュー
keepfine
宮台読者として目新しかったのは「性についての語りは、語っている人間の性的な実存が刻印されている」という指摘。 人権派が「ブルジョワ主義的・性の商品化に反対!」を叫んでも、性の問題になると突然、道徳主義者になってしまう…という問題は珍しくない。 逆に、フーコーがホモセクシュアルであるという自らの実存と、自らの性に関する研究の結びつきを提示したように、性に関する言説というのは、どんなに普遍的な装いを持っていても個人性を免れ得ないので、むしろそのことを語ることからコミュニケーションが始まる。
2016/01/06
ken
面白いっす
2011/08/05
つかさちゃん
唯一、宮台の解説を肯定してない奴がいる。それは野獣系の男だ! これはおもろいのではないか。
2010/12/29
丰
20021130
やいとや
様々な本に宮台が付けた解説をザックリしたテーマで纏めて一冊に、という一見ウェルメイドな作りだが、それぞれの本の著者に拠る「返歌」とも言うべき文章が併録されている構成が面白い。個人的ベストは氷室冴子。「代理戦争」というワードのチョイスのセンスは流石。これより宮台はタイトルにある通り「天皇」を触媒とした代理戦争に乗り出していく事になるのを、皮肉と見るか慧眼と見るか。江川のような自分褒めが過ぎる輩や見沢のようなアッパーに筆が滑り過ぎる手合いは相変わらずダメだが、まぁこんなもんだろう。
2019/04/21
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