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耳のこり

耳のこり

耳のこり

作家
ナンシー関
出版社
朝日新聞社
発売日
2004-05-14
ISBN
9784022614469
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耳のこり / 感想・レビュー

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simasima

もはやテレビ番組は見たいものだけ録画するかオンデマンド。リモコン権のない子どもならいざ知らず、興味のない番組を視聴する機会はグンと減った。しかし、本作を読むと普段、絶対に見ない番組(ワイドショーとかおばさんが事件を解決しちゃう系のドラマとか)を覗いてみたくなる。そして「つまらない…」以外の、できればちょっぴり皮肉の効いたコメントを自分も吐き出せるのか試してみたくなる。きっとできないけど。そもそもそういう鋭い目なんて持ち合わせていないけど。ともあれ、ナンシー関の目を通して見る芸能界は奥行きがあって面白い!A

2015/10/26

siva

著者の名前に思わず手に取った一冊。胸にもやもやとわだかまりつつもうまく言葉にできない事をズバリ表現してくれて、そうだよ、そういう事なんだよ!といつも思ってたもんだ。ヤワラちゃんのこととかすべて同感だよ。1刷り直後に亡くなったようだ。世紀の変わり目の出版、登場人物のその後を知っているだけににやにやしてみたり、すっかり消えてしまった人を思い出したり、鋭い分析に今生きていたらきっと佐村河内氏の事も書いていたに違いない、読んでみたいと切望。

2014/03/13

zakuro

2000、2001年あたりのテレビ評。自分的に1995〜2005年あたり生きてた記憶が薄いので、取り上げられていた番組名、事件名にあまり心当たりが無かったので、不明なワードはググりながら読んだ。記憶の空白を埋めるのに役だった。辛辣なことを言ったそばから、「いや、分からないけど」っていうスタイル。その後死んじゃった人や結婚離婚した人とか、時間が経ってから読むと感慨深い。

2015/08/16

ひろ

懐かしい名前が並ぶ。つい、今はどうしているのだろうと、「あの人は今」の気分で、検索してしまう。言葉は生き物だから、「柔ちゃんは政治家を目指す」との当時驚きだった、今では預言のような名言を除いて内容はほぼ意味を成さないけれど、ただ懐かしい気分にはなる。悪い気分では決してない。

2013/05/01

猫丸

ナンシーを読みたくなって、amazon で大人買いしてみた。時代など順不同で届いた順に読むことに。ふむふむこれは単行本が 2002 年刊だそうです。あれ?ナンシーの文章ってもうちょっと破壊力なかったっけ?とは思えど、2002年といえば亡くなった年だから、これは「円熟」と呼ぶべきでしょう。

2018/06/25

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