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人生には何ひとつ無駄なものはない (朝日文庫)

人生には何ひとつ無駄なものはない (朝日文庫)

人生には何ひとつ無駄なものはない (朝日文庫)

作家
遠藤周作
鈴木秀子
出版社
朝日新聞社
発売日
2005-06-16
ISBN
9784022614759
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人生には何ひとつ無駄なものはない (朝日文庫) / 感想・レビュー

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団塊シニア

内容の深い人生論です、愛、嫉妬、仕事、家族、医療と幅広い分野に言及してる、 本について述べてるところが印象的である、「良書というのは決していい本のことではない、それはその人がもっている問題意識を疼かせる本のことをいう」

2014/05/21

♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤

先日遠藤周作さんの小説を初めて読み、他の著書が知りたくなって手にとった1冊。この本は、遠藤さんの数ある作品の中から、人生はもちろん、愛、宗教、病、教育、心、仕事などのいろいろな場面にヒントとなる言葉が集められている。教育の章の言葉「子どものなかには色々な形で伸びよう、伸びようとする個性的な生命力がある」「画一的に育てていくことだとはゆめゆめ思わない」に共感。遠藤さんは50年程も前から独創性を重んじた物の見方・考え方を育てるようなものになっていない戦後の日本の教育体制に警鐘を鳴らしていたように思う。

2019/10/17

ach¡

遠藤君好きな母の影響で今までに何冊か遠藤本は読んできたが…コレ一冊読めば事足りるんじゃね?ってくらいに遠藤君が濃縮されております。ええ、目次に目を通して頂ければ遠藤君の哲学とは何ぞや!がご理解いただけるかと。身を削るようにして書くんだと本人が言うように、まさに心血を注ぎ苦しみながら生み出した作品の美味しいところだけを抜粋したのが本著な訳であります。つーことは“本著には何ひとつ無駄なものはない”ということに相成りますね?良い子の皆さんは人生が嫌になっちゃって死にてーとか言う前に、とりまJNM読んでみて下さい

2016/08/30

KAKAPO

1996年に73歳で亡くなられた遠藤周作さんが残した珠玉の言葉を、親しくされていた鈴木秀子さんが、まとめた作品。その中に≪60歳になる少し前ごろから私も自分の人生を振り返って、やっと少しだけ「今のぼくにとって無駄なものは人生になかったような気がする」とそっと一人で呟くことができる気持ちになった。≫という文がある。57歳になった私が、今この本に出会えたのは、まさに運命のような気がする。≪滅入ったときには、本屋に行ってしかるべき本を買ってくるんだ。読めば一語一語が身にしみてわかるはずだ。≫という言葉が温かい。

2015/08/13

saga

著者は遠藤周作となっているが、彼の死後に編纂されたアンソロジーだ。悩みを抱えて購入したもので、曽野綾子氏と同じくキリスト教者の手による文章というのが我ながら面白い。仏教関連の本としては五木寛之氏を思い浮かべるが、思想の違いを感じる。遠藤氏のエッセイから多くの文章が選ばれているが、中でも「バカ正直」にまつわる話に共感した。まあ多くの男女が共感できるものではないとは思うので、興味のある方だけにしかお勧めできないが……

2015/01/24

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