自由訳 般若心経 (朝日文庫 あ 46-2)
自由訳 般若心経 (朝日文庫 あ 46-2) / 感想・レビュー
袖崎いたる
新井満って千の風になっての人だったのな!……ってのはいいとして、私はこれを通夜の壇上でいい声で朗読してやったわ(笑) 葬儀会場で朗読するのって気持ちいいね!(ぉぃ)という嘘なのか本当なのかわからん話は置いといて、般若心経は観自在菩薩による語りだったんだな〜っていう初歩的な知識を今更インストールし、おおよそ仏教の本義である空即是色色即是空のことを語って、こだわり捨てると気持ちいいぜ?って説いてくれてるわけ。
2021/02/04
sasuke
般若心経は、数年前に永平寺に言ったときに触れ、毎日唱えるうちに覚えてしまった。ただ音の不思議さや神秘的な響きが好きだったのだが、この作品を読んで新たな気持ちで考えることができた。神も仏も、幽霊もお化けも実体がないのに、信じてしまう不思議。まだまだ噛み締めないと。
2014/08/29
Akitoshi Maekawa
課題図書。死者に向かって唱える鎮魂の言葉ではなく、仏前で死者に相対している自分自身に向かって唱える言葉、という新しい理解を得た。
2013/10/27
箱入り嫁
いつ頃からか興味を持っていた般若心経です。 嫁ぎ先が曹洞宗で、般若心経と接することが多いため どんどん近いものになっている気がします。 以前読んだ、漫画の般若心経もわかりやすかったですが、 この本も心にスーッと入ってきた感じがしました。 私が読んだのは文庫本でコンパクトなため よけい親しみやすかったような気がします。 般若心経は右脳の開発に役立ったり、 いろいろ不思議な力があると読んだことがあります。 これからも楽しみながら取り入れていけたらいいなと思いました。
2012/01/28
仮名
祖母の家の仏壇の前で何度も唱えたことのある般若心経だけれど、その意味を考えたことはなかった。これは死者に向かって唱える鎮魂のことばではなく、仏前で死者に相対している自分自身に向かって唱えることばだったんだね。色即是空、空即是色。自由訳なので、原テキストとはきっとニュアンスの違いはあるのだろうが、とにかく読みやすくエッセンスをイメージできた。厳密な翻訳も、いつか読んでみたい。
2011/11/24
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