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負けない力 (朝日文庫)

負けない力 (朝日文庫)

負けない力 (朝日文庫)

作家
橋本治
出版社
朝日新聞出版
発売日
2018-06-07
ISBN
9784022619334
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負けない力 (朝日文庫) / 感想・レビュー

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A.T

負けない力、というのは知性のこと。読んでスパスパわかって、頭がよくなりそうな役立つ本ではないが、少しずつ自分を変えてゆける標になるような。コロコロと環境の変化に追いつくのに必死で根無し人間みたいな自分には耳が痛い。好きな読書も実は自分には毒になっているんじゃないかとも思えてしまう。「みんなはどう思うかな?」と最初の一歩で思いがちなところには「空気を読む」にしかならず、「みんなはこんなふうに考えているらしい」「今は自分も近代的でなきゃ」「今は軍国主義でお国のためが第一だ」…

2024/04/25

じろー

ちょっとは自分で考えないとダメでしょう、しっかりしなさいと怒られます。その力はあるでしょうと励まされます。この本を役に立てられるかどうかはあなた次第ですよと言われます。ゴタゴタ理屈をこねられますのでちょっと物好きでないと読み通せないかなと思います。僕は物好きなので折に触れ読み返したいです。

2018/10/02

hoco

この本での橋本治の主張は「知性とは負けない力である」に尽きます。それ以外のことは書いていないのですが、それだけを説明するために文庫本一冊を必要としたと。なかなか回りくどいので、「はじめに」と第一章「知性はもう負けている」と終章「世界はまだ完成していない」を読むだけでもいいかも。あとは「謙遜」についてくらいか。「余分な話ですが」と断って書かれている(引用)「勉強の出来る人」は、普通「勉強の出来る人の間で通用する特別な用語を」を使って会話をしています。「頭がいいからむずかしいことばかり言っている」と思われる…

2023/06/06

黒頭巾ちゃん

▼知性とは「負けない」こと▼知性は頭のいいこととモラル&マナーが入ってる▼欲望をコントロールすること▼手っ取り早く覚えたて言葉すぐに忘れる。自分のコードを付けなければ▼知らないことや分からないことがあると拒否する生き物▼コピペは根拠を外側に求める。根拠は本来内側に起こるまの▼「下らないもの」は女子供が好きなこと▼教養は大衆化してない。大衆化は下らないもの▼教養主義とは知識を持っておけば何とかなるという思想▼難しい事が分かる人は簡単に説明することが苦手▼日本人は物事を損得で考え、長いものには巻かれろの精神

2020/05/06

まーさん

「負けない力」とは知性であると著者は定義します。日本で多くの総理大臣を輩出している県の一つは旧長州の山口県であるや「テレビ朝日」は昔「日本教育テレビ」といっていたなど知らないことがいっぱいだった。また、個人的には恐竜はものを考えなかったという第5章がおもしろかった。なぜ、恐竜は2憶年の間、何も考えず、ただ食って生殖して体をでかくすることばかりやってきたのか。その比較として人類はなんでそんなせっかちに知能を発達させたのだろう。最後の「なんか変だな」と感じることは大事なことだと思った。

2019/08/17

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