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おめかしの引力 (朝日文庫)

おめかしの引力 (朝日文庫)

おめかしの引力 (朝日文庫)

作家
川上未映子
出版社
朝日新聞出版
発売日
2019-09-06
ISBN
9784022619846
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おめかしの引力 (朝日文庫) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

前半は朝日新聞に、後半はmadame FIGARO japon にそれぞれ月1回連載されていた「おめかし」をめぐるエッセイ。連載媒体の違いか、あるいは与えられていた字数によるのか、前半は直感的な筆致で書かれ、後半はもう少し分析的な考察もなされている。エッセイとしての質は後半の方が高いが、読者の親和性は川上未映子色のダイレクトな前半にありそうだ。彼女は自身の容姿を目と目の間が離れていて、絶壁頭で、骨盤が大きいなどと言うのだが。文壇きってのキュートな彼女にだってコンプレックスはあるのだ。

2021/02/03

pohcho

朝日新聞と雑誌「フィガロ」に連載されたおめかしについてのエッセイ集。新聞の方は短くて読みやすいし、雑誌は少し長めで読み応えがあり。川上さんの文章はリズム感があって気持ちがいい。日割り計算や錦鯉のコートは可笑しかった。巻頭に写真もついてて楽しい。信田さよ子さんのヴィトンの話にはびっくり。それからシルクのパジャマ、私も買おうかな。「おしゃれ」と「おめかし」の違い。さすが言葉に対する感覚が鋭い。表紙も可愛くて好き。

2019/10/28

Nat

図書館本。たくさん洋服を持っているのに、何故か着るものがないという気持ち、私もよく味わいます。それから高いバッグとかが無性に欲しくなる時、まず諦めるんだけど、この本に出てくる日割り計算方式を理由にすると、思わず買ってしまいそうで危険!

2023/05/26

はるき

 ファッションに熱狂しながら、熱くなる自分自身を俯瞰してみる。さすがの観察眼です。あまり親しみのない作家さんなんだけど、今回凄く面白かったので他の著作も読んでみたい。

2019/10/07

小夜

か、かわいい!ページを開くとまず、未映子さんのワードローブの写真が数ページ。エッセイは大阪弁まじりの軽妙な文体で。ブランド名やファッション用語に疎いわたしにはまるで呪文のような単語がワンサカ。それらをすべて調べなくとも先の話は読めるのだけれど、この未映子さんを構成&魅了しているあれこれとは一体?と好奇心が芽生えてしまって、もうダメなのである。ちっとも読書が進まないのである。でも最高に楽しかった!巻末の対談では「おめかし失敗談」の域を越えて、社会問題にまで。憧れ&ときめきにまみれて読了です。

2020/04/01

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