天保図録 下 (朝日文庫 ま 5-4)
天保図録 下 (朝日文庫 ま 5-4) / 感想・レビュー
誰かのプリン
鳥居耀蔵や用人本庄茂平次の末路をどの様に展開するのかを楽しみに読んでいたが、水野忠邦の失脚に重点を置きすぎた為、尻ずぼになってしまった。その二人は上、中巻であれだけ悪く描かれたため、淡白に描かれてしまったのが残念だ。あくまで史実を通そうと言う結果、 架空の登場人物である、飯田主水正や深見十郎の良さが全く失われてしまった。 まぁすらすら読めたのは良かったかな。
2016/09/17
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