きのね 下 朝日文庫 み 3-5
きのね 下 朝日文庫 み 3-5 / 感想・レビュー
まる
『序の舞』に続き、またも凄い小説に出合ってしまいました。主人公・光乃が命を削って主に仕えたように、渾身の力で彼女の一生を描いた宮尾さんの文章に身震いしました。日陰の身としてひとりで子どもを産み、また主亡き後ひとりで旅立っていった光乃こと千代さん。その姿は歌舞伎ファンだけでなく、女性であれば誰もが感銘を受けざるを得ないのではないでしょうか。是非多くの人に読んでほしい名作!
2015/08/04
ほっそ
何度も読みました。覚えているだけでも四回くらい。 ブックオフで買ってしまった・・・ 連載時から読んでいるので、本当に思い出深い作品です。団十郎さんが亡くなり、宮尾先生もなくなった今読むのは、言葉では表現できないものを感じます。 光乃さんも素晴らしいが、太郎しゅう、助産師のかね、光乃の姉たき子など、登場人物をめぐる人々も本当に素晴らしい。
2015/08/28
ひとみん
2001年12月
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