家族の標本 (朝日文芸文庫 ゆ 4-1)
家族の標本 (朝日文芸文庫 ゆ 4-1) / 感想・レビュー
moka
家族をテーマにした短編集。1編が3~5頁のため読みやすいが読後感が重い。表からは伺えない、家族内の「不幸」に焦点が絞られている。温度を感じない文章だと思うのは私だけだろうか。65本もの他人の暗い闇を覗いてしまうと、幸せな家族なんていないんじゃないかと思ってしまう。そんなことないはずなのに。どんな家庭にも事情はあるだろうし、それを他人がどうこう言うことでもないしね。そうは思っても、幸せな家族とは何かを考えさせられるような本だった。
2012/02/21
dzuka
家族の概念にとことん挑む短編集。 これでもかと、押し付けられている家族概念とは異なる家族を描写している。 文学作品というより、後の世の文化人類学のための資料として記されているのではと勘ぐってしまいたくなる。 家族に悩んだら読むべき一冊。婚姻前はやめた方がよいかも。
2018/05/05
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