見えない暗闇 (朝日文芸文庫 や 12-1)
見えない暗闇 (朝日文芸文庫 や 12-1) / 感想・レビュー
おさむ
「異人たちとの夏」を思わせるファンタジーホラー。この世に聖人君子などおらず、皆何かしら原罪を抱えて生きている。そんな山田さん得意の哲学が感じられます。
2015/08/27
わん
結局なんだったの?って思った。
2012/09/05
chika
山田ファンタジー。途中からの展開が少々急ぎすぎですねぇ。
2016/10/25
じゅん
★★★☆☆ファンタジーと写実的なエンタメが融合してもマジック・リアリズムではないという、珍しいタイプの作品だった。しいて例を挙げるなら、怪奇(ファンタジー)に一定のリアルな解釈を与えない京極夏彦、みたいな作風と言えるかもしれない。似たものだと牧野修『スイート・リトル・ベイビー』がいちばん近いかな。ただこの作風は非現実的な謎を謎のまま放置することでもあるので、物語のオチに弱さがあることも否めない。それでも現実が揺らいでいく演出は、趣向のなかでそれなりに成功していたと思う。
2016/09/09
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