浮く女沈む男 (朝日文庫 し 17-2)
浮く女沈む男 (朝日文庫 し 17-2) / 感想・レビュー
giant_nobita
中国系のアメリカン人実業家ブルース・リーが航海中の豪華客船を買収し、船を乗っ取る。船客たちを人質にとり身代金を要求し、大量のアジア系の船員を乗船させビジネスを目論見み、魚釣島に開拓民を送り込む。不倫相手のあおいと船に乗っていたミツルは「革命」に巻き込まれ、どん底まで落ちてゆく……。/「郊外」という都市と農村の「あいだ」をテーマにしてきた島田雅彦が、国家と国家の「あいだ」にある海を舞台にした新境地の小説。視点人物を3人にしたせいか、物語としてはブルース・リーの「革命」の行く末が描かれないなど尻すぼみな印象。
2019/02/02
tamioar
著者渾身の海洋小説。面白かった。
2015/09/21
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