永井荷風ひとり暮し (朝日文庫 ま 19-1)
永井荷風ひとり暮し (朝日文庫 ま 19-1) / 感想・レビュー
浅香山三郎
『モダン都市東京』からの流れもあり、東京と文学を取り上げた積読書を読んでいつた中の一冊。川本三郎氏や海野弘氏とは違ふタッチではあるが、荷風の生き方をユーモラスに捉へて評する。墨田川界隈、浅草、葛西近辺のイラストも巧みで、東京の郊外への荷風の思ひ入れや作品の情感も伝はつてくる。
2023/01/30
駄目男
数々の浮名を流してこの最期。 自宅で事切れていた荷風の臨終写真、私も一度見たことがある。 胃潰瘍で血を吐き独り静かに黄泉の客となった。 大文豪の末路にしては寂しい限りだ。 それを覚悟の上の独り暮らしであったか。 当時の人はその写真を見て何と思ったであろうか。
2014/02/16
Mikio Nakagawa
永井荷風は不思議な人だった。多数の愛人、人間嫌い、吝嗇。文豪でなければただの変人。最近は変人が多いが文豪はいない。
2015/02/10
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