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斎藤家の核弾頭 (朝日文庫 し 22-1)

斎藤家の核弾頭 (朝日文庫 し 22-1)

斎藤家の核弾頭 (朝日文庫 し 22-1)

作家
篠田節子
出版社
朝日新聞出版
発売日
1999-11-01
ISBN
9784022642189
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斎藤家の核弾頭 (朝日文庫 し 22-1) / 感想・レビュー

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本の蟲

ジャンルを超えて長く活躍している著者だが、長編を読むのは本作が初めて。タイトルで選んだ図書館本だが、著者作品の中ではマイナーなのか? 文庫版しか登録がない(汗。近未来SFで超管理社会になった日本。国家の計画のため、住処を追い出されそうになる一家と近隣住人の抵抗の記録。住民データを抹消し、廃棄区民として区画ごと「処理」しようとする政府も冷酷非情だが、斎藤家家長も大概ひどい。元A級市民としてのプライドだけが高く、追いつめられるまで政府に尻尾を振り、自己弁護に余念がない。微妙な読後感だが、著者はしばらく追う予定

2019/11/21

RuiRui

荒唐無稽な設定ながらそこそこ面白く読めた。主人公?の父親にはあまり共感できず・・・解説がネタバレです。

2009/07/20

かすり

近未来SF。同時に「核」「原発」(原電?)小説でもある。現実とのシンクロには驚くばかり。フクシマを経験した私たちが今読むべき作品。

2012/08/25

じゅんたろ

好みが分かれる一冊だと思う。総一郎の考え方が何とも受け入れがたい。何をきれいごとばかり言ってるんだ!!と怒りながらも読み進める。美和子、小夜子が読者が抱く総一郎への違和感を代弁してくれるので何とか持ちこたえました(笑)

2012/07/29

竹薮みさえ

この西原の表紙には見覚えがある。一時期篠田節子をまとめて読んだので読んだはず。でも、まったく覚えていなかった。かなり読み進んで、思い出した。年だなあ。ダメなおとことなんだかんだいって、なんとかする女の話。 闘いの根拠は血縁の家族だろうか?今となってはそこが疑問。

2012/03/12

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