図の劇場 (朝日文庫 あ 27-1)
図の劇場 (朝日文庫 あ 27-1) / 感想・レビュー
misui
字よりもはるかに多義的な意味に満ちた「図」、美術館に展示されるほどではないB級図像(エフェメラ)を読み解くディレッタントな一冊で、範囲は近世近代のヨーロッパ~植民地あたりといったところ。おなじみの美味しいところですね。夢幻的な熱帯の夜景、アーリア民族発祥の地と考えられたオーロラ輝く極北の風景などは特に素晴らしかった。
2018/09/23
小林ミノリ
正統なデザインや美術の領域から外れた、過剰な意味を含む煩雑な図像たちの声に耳を傾け瞠目して視ることにより、二次元の図像から三次元の輪郭が立ち上がり、そこに「図の劇場」が開幕するのでございます。
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