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物語の体操: みるみる小説が書ける6つのレッスン (朝日文庫 お 49-1)

物語の体操: みるみる小説が書ける6つのレッスン (朝日文庫 お 49-1)

物語の体操: みるみる小説が書ける6つのレッスン (朝日文庫 お 49-1)

作家
大塚英志
出版社
朝日新聞出版
発売日
2003-04-01
ISBN
9784022643001
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物語の体操: みるみる小説が書ける6つのレッスン (朝日文庫 お 49-1) / 感想・レビュー

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へくとぱすかる

小説・物語を作るためのレッスンを書いた前半よりも、後半の、文学史を新たな視点から見なおしていく論の方が、ずっと刺激的だった。しかし実は両方が連関してつながっているところに、この本のおもしろさがある。たしかにこの方法なら、誰でも小説は書けるし、またそうやって書いた作品の価値を低くみる必要もない。大切なのは、ここで示された方法を無自覚にできるようになること、またそれを乗り越えていくことだと勝手に解釈したが、果たしてどうだろう。文庫の発行後すでに12年。現状は大塚氏の想定した流れの、もっと先になっているはずだ。

2015/06/27

harass

カードをつかった物語・プロットの作り方のトレーニングが書かれている。何をしたらいいのかわからない物語作家、小説・漫画ゲーム原作志望者向け。ただし文章のことの内容は皆無。構造主義の物語理論を援用したやりかたは類書が多くあり、自分には少し退屈だったのだが、ちゃんとした実作体験と実績を持ったこの著者だからということと、小説とは物語とはなにかという話題がちらちらでてきて全面的に賛成はしないがなかなか面白い。ある種の文芸評論の部分があるのだ。別の出版社から復刊していたことに後で気がつく。追加された後書きを読みたい。

2014/08/30

ヴェルナーの日記

プロップの形態学に基づいて、物語の構造を解析しつつ、どうすれば物語を作ることができるかを解説している。プロップの主著「昔話の形態学」は構造主義の先駆的役割を果たすもので、現象に潜在する構造を抽出し、その構造によって現象を理解し、場合によっては制御するための方法論なのだが、それを本を書くための分析に使用している辺りが興味深かった。

2011/04/03

Takayuki Oohashi

この本を読んだのは大分昔です。県立図書館で主催していた発表会で、この本の何章かを取り上げたことがあります。「盗作」してみようは衝撃でした。この方法でRPGの「シャイニング・ブレイド」を使って、「レフェ」というヒロインを造形したこともあります。結構考えて、設定も練ったことを思い出します。まだその時発表した時に使った創作カードは押入れに眠っていると思います。

2015/08/03

スナフキン

小説の書き方を指南した本。『新・それでも作家になりたい人のためのブックガイド』で三つ星評価を受けただけのことはある力作。何冊か類書を読んだが、本書が断トツで役に立ちそうである。特に私はプロットを練るのが苦手なので、本書の課題をこなすことで必要なスキルはある程度獲得できそうである。(まだ通読しただけで課題はほとんどやっていない)。また文学史の概要をコンパクトにまとめてもあり、その点でも有用である。本書を使いこなしたら、著者による『ストーリーメーカー』も読んでみるつもりである。

2019/01/18

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