平成三十年 (上) (朝日文庫)
平成三十年 (上) (朝日文庫) / 感想・レビュー
初美マリン
問題ばっかりの日本!織田大臣は救世主になるのか?
2019/01/11
獺祭魚の食客@鯨鯢
いざというとき立ち尽くしてしまう日本。「富国強兵」「国産興業」「戦後復興」とは異なり「アフターコロナ」の対応はとてももどかしい。起きてから考える対応の遅さ。これまでは総体的にこれらの「危機」をテコに発展・復興してきました。 高齢化、人口減少、自然災害等々への対応案は半分たなざらしにされてきましたが、今般のコロナ禍をきっかけとして併せて「生活様式」変換という形になりつつあります。 社会と個人のパラダイムシフトが起き、これが日本社会の発展につながるのか否か後世令和時代として総括されるでしょう。
2020/05/09
まつうら
経済企画庁長官を務めた著者が、平成10年に20年後の平成30年を予想して書いた物語。平成が終わって令和のいま、読んでみて驚くのは、物価が3倍くらいのインフレになっていること。さらには為替が1ドル220円とかの超円安状態なこと。現実よりも国内経済はかな~り悪い。医療や介護、観光や産業振興の政策を話題にしているが、政治家も官僚もなにもせずにいる様子に、読んでいてだんだんゲンナリとしてくる。令和の現在、経済はそれほど落ち込んではいないものの、政治家と官僚の無為無策ぶりを振り返るとため息が。。。(下巻に続く)
2023/02/05
momogaga
読メ開始以前の既読本。平成十年に新聞連載。近未来小説として楽しめた。小説には日本再生のヒントは盛りだくさん有ります。
どぶねずみ
昨年(平成30年)のうちに上巻だけでも読み終える予定だったのに、年を越してしまったのは非常に残念。これは15年ほど前に書かれた未来予測をされた小説。平成30年がどうなっているか。消費税は20%まではならなかったけど、医療介護問題やAIの話は怖いぐらいにドンピシャだった。今の経済がこれからどう変わっていくのかも気になるところ。この小説はとても学習要素が多くて、その都度メモを控えたいぐらい。下巻も楽しみ。
2019/01/05
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