KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

反定義: 新たな想像力へ (朝日文庫 へ 3-1)

反定義: 新たな想像力へ (朝日文庫 へ 3-1)

反定義: 新たな想像力へ (朝日文庫 へ 3-1)

作家
辺見庸
坂本龍一
出版社
朝日新聞出版
発売日
2005-04-01
ISBN
9784022643452
amazonで購入する

反定義: 新たな想像力へ (朝日文庫 へ 3-1) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ハンギ

9・11後の世界観について、辺見庸と坂本龍一が対談している。辺見さんはアフガニスタンにも行ったそうで、米軍が爆弾と一緒に食料を撒いているのは最低だという話をしていた。子供が食料袋と間違えて、不発弾の犠牲になったり。アメリカがだんだん帝国主義化することにも触れられている。二人の認識では、世界は非対称になっており、それが9・11によって露にされたとのこと。またアメリカにおいても日本においても知が空洞化しており、戦争を非難したら「口には気をつけろ」と米政府高官に言われる、そういう状況はおかしい。

2013/02/03

ピラックマ

教授が亡くなってから昔の本を漁っています。本書は9.11とアフガン侵攻直後の対談。内容はひたすら暗く重い。辺見氏の怒りも絶望も分かるんだが教授目当てで買ってる側からしたらひたすら辺見氏の長文ばかりが延々続く、なんだかなぁ。あれから20年、情勢はこの時以上にますます絶望的でしょうが、もうこんな世界を見なくて済みますね、RIP。どんな時代状況だろうと、そこに生まれた以上そこで生きていくしかないですよね、二人の怒りと絶望を少しでも共有しつつ。

2023/06/25

感想・レビューをもっと見る