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鬼譚草紙 (朝日文庫 ゆ 3-3)

鬼譚草紙 (朝日文庫 ゆ 3-3)

鬼譚草紙 (朝日文庫 ゆ 3-3)

作家
夢枕獏
天野喜孝
出版社
朝日新聞出版
発売日
2006-09-01
ISBN
9784022643759
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鬼譚草紙 (朝日文庫 ゆ 3-3) / 感想・レビュー

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青葉麒麟

独特な雰囲気で面白かった。エロと言うか耽美と言うか官能小説でした。又、挿絵があの天野喜孝なので更に情緒たっぷりで堪らないです。改行も多くてとても読み易かった。シリーズ化したら良いのに。

2017/11/20

稽子

★★★ 表紙絵は地味ですが、挿絵イラストは色艶やかなものが多くて良きです。これはエロ小説か?と思うぐらいエロティックで、楽しく読み終わったあと、あとがきの第一文が「何かH(エッチ)な譚(はなし)をやりたいねえ」で始まっていて、吹いてしまった。イラスト多め、文字数少なめで、3~4時間ぐらいで読めました。

2024/08/01

ミス レイン

日本の鬼には芸術性の高い者が多いと言うのが新鮮だった。確かにそうかも。物語りは作者の言うように鬼と男女の話ばかりなのだけれど、天野喜孝さんの挿絵が入ることで妖艶さや闇の深さなど文章の行間にあるものが、よりダイレクトになり臨場感を感じさせる。挿絵と文章という点からの実験結果をみせられたようなおもしろい作りになっていると思う。もしこの文章に瓜実顔の挿絵だったらここに記された人の業の深さはまたちがったものに感じられることだろう。

2015/05/09

azu

初夢枕さん。読みやすかった。

2014/06/12

かい

「時代は平安時代/テーマは、鬼/鬼と女の人。これはもう、テーマだけでどきどきしてくるほどいやらしそうであり、書く前からぼくは興奮してしまうのであった。」と、後書きで夢枕氏が語るように、なんともいやらしいエッチな譚だった。しかし、2人の鬼が組んで造り上げた本作は、巷に溢れているような大量生産大量消費されるようなエッチさではない。壮絶な色気と業とが、文章・絵からしたたり落ちるような、エッチさだ。もう本当エッチ。のびたさんのエッチ!

2009/07/05

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