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「おたく」の精神史―一九八〇年代論 (朝日文庫 お 49-3)

「おたく」の精神史―一九八〇年代論 (朝日文庫 お 49-3)

「おたく」の精神史―一九八〇年代論 (朝日文庫 お 49-3)

作家
大塚英志
出版社
朝日新聞社
発売日
2007-03-07
ISBN
9784022643940
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「おたく」の精神史―一九八〇年代論 (朝日文庫 お 49-3) / 感想・レビュー

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zirou1984

おたく論と言うより、80年代をロリコン雑誌の編集者として過ごしつつ宮崎勤事件やオウムを経て90年代では批評・論壇へ仕事を移していった著者の実体験を交えた、文化批評本。著者自身が80年代を「終わらせられなかった」ことに対する責任と後悔があるためか、全体として鎮魂歌的なトーンが漂っている。それにしても、秋元康プロデュースを始めバーチャルアイドルの創造、ネットワークによる風説の流布や(当時この言葉はなかったが)厨二病の存在と近年の流行というのはまるで80年代をなぞっているような感じがするのは気のせいだろうか。

2012/06/06

まんぼう

作者とタイトルで買った本。

2023/01/16

ハラケー

『東京大学「80年代地下文化論」講義 決定版』の中でサブテキストとして挙げられていたため立て続けに読了。80年代には何があり、何が無くなったのか。断絶したものと変奏しながら反復しているものを考える参考にはなる。

2016/01/23

なかつ

私が「知らない」時代のおたく、サブカル論であると同時に、我々は何を語るべきかという言論についてのエッセイ。ところどころ、今でも起こってない?これ。と思えるところがあって、普遍性をついたのか、私たちはなにも変わってないのかわからなくて怖い。

2014/05/08

shizzy

エロ本についての話は興味がなかったが、その後のサブカルチャーや宮崎事件、オウムのことなど、わかりやすい視点で説明していて良かったです。あの頃はいろんな意味で時代的に元気があったというか、何でもありな部分がおもしろかったので、懐かしい気分になりました。

2008/11/02

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