せつないカモメたち (朝日文庫 た 32-4)
せつないカモメたち (朝日文庫 た 32-4) / 感想・レビュー
Cambel
ただ真面目に生きていれば良いことがある、訳でもないなぁ、と感じるお話でした。登場人物みんなが何かを抱えて生きていて、不器用。だけど特別に不幸と言うわけでもなく。真人が占部さんへ男の欲望を吐き出した直後に、子供は面倒だと言い放ったのにはドン引きしましたが、リアルな描写とも思いました。 真人と里子は元サヤになって、子供たちのことを苦労しながら生活していき、占部さんはまたひとり淡々と生きて行くのだろう、と思わせるラストが切ないです。でも現実はもっと世知辛いかも。
2021/10/30
かこりむ
主題は、中年男女の恋愛にしぼってくれた方が良かったな。アヤの件は、独立した別の物語として読みたい。とは言うものの、アヤの無事を祈りながら、最後まで一気読み。一人分の惣菜を買おうとするラストが何とも切なかった。ベイサイドプレイスやマリンメッセなど、福岡の知った場所がいくつも出てきて面白かった。主人公の勤める映画館は、あそこかなー・・・。
2016/07/25
kokomaki
タイトル通りせつない…けど、その中にも希望はある…かな
2019/02/09
まぁ
他の切なさを期待していたんですが、刹那いって感じでした。
2012/09/29
おくちゃん🍎柳緑花紅
たしかに、せつない・・
2012/03/30
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