聖拳伝説3 (朝日文庫)
聖拳伝説3 (朝日文庫) / 感想・レビュー
タルシル📖ヨムノスキー
第3巻にして完結編。いやはやまさか関東の大雪に始まり、首相誘拐事件、最後はインドのシーク教徒とヒンドゥ教徒の争いにまで話が広がるとは。それにしても絶対的な力が働いたとはいえ政府側の見事な掌返し。もう敵なのか味方なのか、片瀬や松永だけじゃなくて読んでるこっちが翻弄されちゃった感じ。物語としては松田速人が悪役ということだけれど、その動機を聞かされると、なんとなくちょっと肩入れしたくなってしまう。何はともあれ片瀬と静香、松永と春菜のその後も読んでみたい。そういえばもし片瀬とタケルが闘ったらどっちが強いんだろう。
2022/08/07
このん
(2019年10月4日4912)荒真津田の松田速人は全て権力が欲しく、総理と手を組んで総理大臣の誘拐騒ぎを起こした。内閣情報調査室の陣内に利用されてしまった探偵の松永と片瀬達。だが、形勢が変わった陣内達は片瀬達に協力を求める。その一方でインドまで出向き片瀬と同じ血を持つ『アルハット』のダルをも倒そうとしていた松田速人だったが、急遽インドに出向いた片瀬に倒されてしまった。荒服部と荒真津田の決着も付き、漸く片瀬と静香も穏やかに暮らせそう。そして、探偵の松永も平和に暮らせそう。面白く読了。
2019/10/04
りょうけん
<欲> まづまづの面白い作品でした。この舞台設定と多彩な登場人物達を使って、人情物語を紡ぎ出して、もし僕を泣かせる様な作品が出来たら嬉しいなあ、と欲をかいています。ではまた。
2021/06/18
gonta19
2010/7/10 メトロ書店御影クラッセ店にて購入 2011/7/2〜7/3 聖拳伝説シリーズの最終巻。 ネタばれになるので、あまり書けないが、2巻に登場した松田速人がさらなる野望を抱いて登場する。それに立ち向かう片瀬直人達。どうせやるならとことん行き着くところまで、というストーリー展開。よくこんなところまで考えたものだ。 残念ながら松永と春菜の進展はあったような無かったような。 解説で村上貴史氏も書いていたように、是非新たに続編を書いて欲しいシリーズだ。
2011/07/03
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三作、完読。今野さんの格闘技系の小説は良いね。片瀬直人の操る格闘技は、インドがルーツみたいだけど、実際に存在するのかな? 格闘技好きの自分としては興味のあるところ。今野さん、もっとワクワクする格闘技小説書いて欲しい。面白かった。
2017/09/07
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