李嗣源(下) (朝日文庫)
李嗣源(下) (朝日文庫) / 感想・レビュー
巨峰
五代十国きっての名君という触れ込みだったけど、いったいどこが名君だったんだろう。腹心がライバルを暗殺しまくっているのに黙認をして止めずに、自分の跡取りもよう決めない。。。どこに名君がいたのか・・・
2019/06/01
アイゼナハ@灯れ松明の火
遂に後梁が滅び、後唐の皇帝となった李存勗。李克用の時代から仕え、内向きを質実に保ってきた宦官張承業の没後、奢侈に溺れるようになり・・・齢六十を過ぎて李嗣源が2代皇帝として登極します。無理せず謙虚でバランスのよい、その皇帝ぶりには惹かれるものがあるなぁ。No.2の安重誨との関係もリアルっぽい。抑えるところと我慢するところ、いやぁ、皇帝も大変だ。後継者に恵まれなかったのも気の毒でしたね。この後もシリーズは続くのかな?是非続けてほしいと思います!
2010/11/03
桃水
2010/10/14:下巻は晩年編。上巻もそうですが全体的に李嗣源が地味すぎるというか、あまりメインで出てこないので人物伝というより時代小説を読んでいるような印象でした。
2010/10/14
LIAN
生き方も性格も、朱温とは対極にある李嗣源だった。なるべくして帝位に就いたもの、やむを得ず帝位に就いたもの。五代の群雄を掘り下げて調べてみたくなる。中国史の動乱期好きにはたまらん一冊。…でも小説としては朴訥とし過ぎていて展開についていけない。
2010/10/26
T. みぃた
「〜誰よりも強くあってかつ戦わず、誰よりも賢くあって偽らず、その二つを合わせ持たねばならん」…李嗣源の死に際の言葉…至言だ☆ 民の安寧な生活のために力を尽くした嗣源も後継者には恵まれなかったんだねぇ。
2011/02/05
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