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極北クレイマー 下 (朝日文庫)

極北クレイマー 下 (朝日文庫)

極北クレイマー 下 (朝日文庫)

作家
海堂尊
出版社
朝日新聞出版
発売日
2011-03-20
ISBN
9784022645982
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極北クレイマー 下 (朝日文庫) / 感想・レビュー

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hiro

桜宮サーガの読む順番は難しい。「ジーン・ワルツ」を読んだ後では、三枝医師がどのようになるかわかっていたので、面白みは半減した。また実際読み進むと日本の産科医療が今後どのようになっていくのかと暗い気持ちになっていまう。三枝先生はもちろん無罪になるのでしょうが、医師として復帰後に日本の産科医療を明るくするような活躍をする三枝先生の続編を期待する。でも、本当の医療現場もこんなにいい加減なところがあるのだろうか。現役の医師が書くのだから本当だろうと思うが。

2011/03/30

とら

崩壊の物語だったなあと。「チーム・バチスタの栄光」の元のタイトルが『チーム・バチスタの崩壊』だったのを思い出した。この作品は、その極北市版と言ったところか。でもこれまた共通してるのが、復興の兆しが見える点である。最後に世良先生登場、そして諦めない今中先生!何というか、確実に続編がありきの作品だ(笑)だって最後の章のサブタイトル”救世主”だし!これから始まる物語の、大きな序章。散々悪く言われていた極北市民病院だったけれど、世良先生が最後にぶっ放してくれて、何だかすっきりした。代弁してくれた。続編にも期待。

2013/02/11

gonta19

2011/3/4 ジュンク堂住吉シーア店にて購入。 2020/2/9〜2/10 地方の病院で実際に起こりそうな事象に、海堂さんの医療行政に対する反感が反映された、これぞ海堂作品、という内容。速水さんがちょこっと登場。続編が楽しみである。

2020/02/10

まゆちん

「イノセントゲリラ」を読んでいたので三枝医師の逮捕は解っていたけれど。。。市が、市民病院が破綻に向かっていく様を読み進めるにつけ胸が苦しくなるような話だった。上役も職員も市民も自分のことしか考えてない自業自得な結果だけれど、外から来た人間にまんまと利用されて崩壊してしまったようなイメージ。今中先生の決断が最後の望みか。最後に世良先生が登場したし、速水先生も新天地の北で活躍している頃なので、次は「ラプソディ」に飛びます!

2014/05/06

財布にジャック

あれ?なんかスッキリしない展開と終わり方に、ひとり取り残されてしまったような寂しさが…。でも途中は夢中で読んでいたので、文句は言いにくいです。海堂ファンならニンマリしてしまうあの人もこの人も登場している上に、現在の社会問題に真剣に取り組んでいるので、良しとしなくてはなんでしょう。しかし、下巻は上巻の姫宮の活躍の後だけに、なんだか暗いのが気になります。次回はスキッとするような明るいお話が読みたいです。

2011/11/19

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