天網 TOKAGE2 特殊遊撃捜査隊 (朝日文庫)
天網 TOKAGE2 特殊遊撃捜査隊 (朝日文庫) / 感想・レビュー
KAZOO
TOKAGEシリーズ2作目です。このチームの在り方というのは非常に難しいと感じました。今回は3台のバスジャックに対してオートバイを駆使して追跡をするのですが、せいぜいその追跡の仕方で犯人を追い詰めるというわけでもないので若干不満が残ります。犯罪の目的が面白かったのとTOKAGEチームと新聞記者の人間関係が主題なのでしょう。
2019/11/28
keiトモニ
新聞記者のセンスがないマニュアル世代代表の様な木島が湯浅ベテラン記者に“無駄足を踏まなくて済むんじゃないですか…新聞記者は無駄足なんてないんだ、犬も歩けば棒に当たるってな…行き当たりばったりじゃ今の世間は渡っていけませんよ…”木島は棘あるも正しい。湯浅の行き当たりばったりはあのアホ民主党政策・行動と同じ。“だとしたらネットの世界ってのは腐ってるな…そうですか?現代社会の縮図だと思いますけど…”湯浅引退じゃ。麻田和美巡査部長“犯人自身の将来に対する無関心さが無気味”←SNS座間市事件を予感したんじゃないの。
2017/12/16
Walhalla
『TOKAGE』シリーズの2作目です。 前作に比べて、TOKAGE部隊の活躍が多くて嬉しいです。 上野隊員も成長していましたし、チームのトカゲ6とトカゲ7も格好良かったですね。 そしてもう1つ。湯浅記者と木島記者の凸凹コンビが良かったです。昔ながらの足で情報を稼ぐタイプと、ネットから情報を得ようとする新しいタイプ。 記者の今昔を見ているようで面白かったです。 シリーズ続編も楽しみです。
2017/06/19
吾亦紅
TOKAGEシリーズ2作目。バイクの機動力を活かし、現在進行中の事件の解決の一翼を担う。特殊訓練を受けたトカゲ隊の面々が躍動するというよりも、特殊捜査班のチームワークがこのシリーズの魅力だと感じる。同じ若手でも、なかなか自信が持てず、時に卑屈になるトカゲ隊上野と、妙に自信に満ち、厚かましい新聞記者木島が好対照。
2021/10/05
ハッチ
★★★★★前回と違って今回は全くネゴシエーションは全くない。トカゲ部隊が活躍する。まぁ、ある意味やっと本題に入ったかも。事件もバスジャックであり、展開が面白い。でも、途中でなんとなく成り行き分かったけど。さて次の今野敏さんは『潜入捜査』を読もう。
2015/05/21
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