徳川の夫人たち 上 <新装版> (朝日文庫)
徳川の夫人たち 上 <新装版> (朝日文庫) / 感想・レビュー
桐ヶ谷忍
若干17歳にして尼寺の院主を継いだ少女は、将軍へ挨拶する。その席上で家光に一目ぼれされてしまった彼女は無理やり家光の側室にされてしまう…。タイトルに「夫人たち」とあったので代々の将軍の夫人たちの話かと思ったら、才色兼備のお万の方がどう大奥を統べっていくかの話みたい。これはこれで面白い。
2018/09/15
ゆうこ
☆☆ドラマ大奥とかではお万の方の時代とかもやっていたけど、こんな経歴の持ち主だったんだ。とあらためて思った。若干、脚色が強いかな?と思う部分もあったけど、ぜんぜん許容範囲なので続も読んでいきたい。
2013/01/10
Yumikoit
以前読んだのは単行本。今回は文庫にて。よしながふみの「大奥」の元ネタ本だが、ほんとに面白い。
2016/01/10
みさき@ついった
お万の方の女性らしい強さと美しい文章が魅力的だった。思っていたより読みやすく、さらさらと読むことができた。下巻にも期待したい。
2014/06/13
青山潤子
吉屋信子というと、往年の少女小説が名高いが、新聞に連載されていた大奥モノの元祖がこのシリーズ。絢爛豪華な刺繍の襠や意匠を凝らして誂えられた調度品にまつわる描写にうっとりとしてしまう。将軍との閨をめぐって繰り広げられる女たちの戦が、品格有る日本語で読めるのは、正にこの小説だと、お薦めしたい。
2013/11/30
感想・レビューをもっと見る