塞の巫女 甲州忍び秘伝 (朝日文庫)
塞の巫女 甲州忍び秘伝 (朝日文庫) / 感想・レビュー
ゆはず@底。なんかな。
図書館本。(考えてみれば当たり前なんだけれども)面白いヒトには、面白い。ハイ。うちは、面白かった・苦笑。諏訪氏、武田氏、真田氏の歴史に、呪いやら妖術やらが怪しげにまとわりついて。乾さんお得意の感じかな?「忍び外伝」(続編などではない)よりも読者に優しく、エンタメ寄り。子猫さんと小梅ちゃんの日常生活が可愛くて、癒されたり。ちょっとした「おっとそう来たか!」にビックリもしましたが。それもまた一興。つまるところ、乾さん、また読んじゃうだろうな。
2019/09/20
紫
何だか既視感があるなあ……と思ったら、六年前に読んだ『忍び秘伝』の改題文庫版であります。何てこったい。以前の感想は厳しいものでしたが、再読してみてその理由が判明。武田くノ一大活躍の忍法合戦風戦国活劇を期待して読んだら、そうした要素は希薄で、実は戦国伝奇オカルト小説だったのですね。まだ平和?だった頃のヒロイン小梅の巫女修行に物語の半分近くを割いていたのもホラー物の日常描写だったと思えば納得。文庫版はタイトルといいイラストといい、ますます誤認を誘う方向に変更されているのでこれから読む方々は御注意を。星4つ。
2018/11/16
茄子おじさん
評価 ★★★☆☆ 「機巧のイヴ」で興奮して以降、作者の時代ものをたて続けに2作読んだが、イヴほどの心の高ぶりは得られなかった。忍びものであり、かつ、伝奇的な要素もあるということで、普通の時代ものとは一線を画すところが作者の作品の特徴のようで、その中での今のところの頂点がイヴなんでしょう。
2014/11/26
tako_machida
乾さんの伝奇時代物は初読。ラストで一気に読ませてくれましたが、衝撃的と言うほどじゃないし、序盤はちょっと退屈。でも、巧いので、乾さんの他の作品も気になる一作ですね。
2014/12/23
youki
学研的な楽しさのな忍者モノ。好きな人には面白い、面白かった。
2014/11/22
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