D-五人の刺客 吸血鬼ハンター 32 (朝日文庫)
D-五人の刺客 吸血鬼ハンター 32 (朝日文庫) / 感想・レビュー
おかむー
約10ヶ月ぶりの最新刊は、長編としての体裁をとりながらも章ごとに舞台と登場人物を変える実質の連作短編というシリーズ初の試み。D側からの視点をなしにして、全編ゲストキャラの視点からのみで描かれる章が変わり種で目を引くほかは、正直「いつものD」といって差し支えない。強いていうなら一章完結形式なだけに冗長さがないところは好感触かな。『もうすこしです』
2017/10/02
眠る山猫屋
菊地秀行さんがブラッドベリ偏愛なのは知っていた。凍りついたようなキラキラした文章。今回はそうしたテイストを活かそうとしたんですよね。それでも、長編の方が好きです。なぜなら、哀しみは少しずつ積み上げていく方が心に響くから。連作だとそれぞれの悲劇は重なりますが、積み上がらないような気がして。
2018/01/25
しゃお
シリーズ32作目。今回は連作短編集といった形式をとっていて、へたに冗長にならずに神祖にまつわる話で点が良かったですね。できれば3つぐらいの話でまとめると、より物語に没頭できたかなと思います。もしくは逆にもっと短い話の方がいいかも。なにはともあれDに関してはある程度の水準をクリアしているのが嬉しい。
2017/10/16
Hugo Grove
敵が分散してたからか、大物がいなく、闘いのシーンも盛り上がりに欠けていた。
2017/10/21
ひょろ
昏い夜想曲に続く2度目の短編集。夜想曲が気に入っているのでこういうのをずっと待っていた。こんどDのショートショート集も書いてくれないだろうか。左手が終始ぼやき続けるだけの話でもいいので
2018/01/29
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