吸血鬼ハンター(36) D-山嶽鬼 (朝日文庫)
吸血鬼ハンター(36) D-山嶽鬼 (朝日文庫) / 感想・レビュー
眠る山猫屋
何巻から読んでも楽しめる、それが“D”。何冊かすっ飛ばしたかもしれない言い訳ではない。そして時々当たりがあるのが“D”。いつもハズレって訳じゃないよ、たまに印象薄い巻があるだけさ・・・。今回は当たり巻。山に呼ばれた人々、待ち受ける貴族。それぞれ目的があるようでいて、実は・・・。前世の因果を果たそうとするしつこい貴族。対するは、生まれ変わって男女年齢人間貴族ゴチャゴチャにシェイクされてるのも楽しい面々。良い意味で群像劇になってた。こういう巻は2、3冊かけて描いて欲しかったな。そこだけ残念。楽しめました。
2022/06/10
おかむー
シリーズ36作目は「山」をテーマとしてはいる…とはいえいくつもの題材のなかのひとつであるのは明らかで、夢枕獏のような山への情熱は見て取れないと言ってしまうのは作家さんの傾向というものがあるから無茶な話か。ここ数作の状況がわかりづらい描写はそこそこ押さえられてはいるが、ゲストキャラの扱いは相変わらずおざなり、Dが意外な人情を見せる場面もいつから見てないことか。特に今作では“神祖”との関連も「なくはない」程度にしか読み取れないんだがなぁ。
2019/10/13
しゃお
シリーズ36作目。〈神祖〉の実験については仄めかされている程度というのは最近にしては珍しいかな。でもその〈神祖〉に刃向った存在や、転生されし者が招かれるというのもなかなか面白いアイデアだったんじゃないでしょうか。Dの強さと美しさも堪能できるし、そのDの冷たさと優しさを見せる場面もあり、Dらしい物語で嬉しかったです。
2019/10/29
Hugo Grove
読了
2021/05/22
中島直人
もはや全く終わりが見えない…
2019/11/02
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