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朝日文庫時代小説アンソロジー『江戸旨いもの尽くし』

朝日文庫時代小説アンソロジー『江戸旨いもの尽くし』

朝日文庫時代小説アンソロジー『江戸旨いもの尽くし』

作家
菊池 仁
今井 絵美子
宇江佐真理
北原亞以子
坂井希久子
平岩弓枝
村上元三
出版社
朝日新聞出版
発売日
2020-10-07
ISBN
9784022649683
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朝日文庫時代小説アンソロジー『江戸旨いもの尽くし』 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

料理小説はいつも読むのが楽しいです。そこに情が絡むのは更に大好きです。『江戸』市井人情アンソロジー7編。村上元三さんは未読の作家さんでしたが、他の6名は知った方ばかり。それだけでも十分に美味しく嬉しい。今日みたいに寒い日は「鱈の蕪蒸し」(坂井希久子さん『六花』)なんか食べたくなりました。

2020/10/30

タイ子

時代小説の担い手7人によるアンソロジー。シリーズ作品の中の一作に再び触れることができた嬉しい。残念なのは7人の女性作家のうち4人が鬼籍に入られていること。まだまだ読みたかった作家さんばかりなので残念です。どの作品も江戸人情がたっぷり出てていいですね。

2020/12/12

もんらっしぇ

既読の作品が含まれているのを承知で食べ物縛りのアンソロジーです。江戸前のお寿司じゃないですがちょっとつまむのにピッタリ♪今回は、今井さん、宇江佐さん、坂井さんの三名の作品が其れでしたが内容を忘れかけていたり、また断片的にこういう形で他作家さんと並べて競演させるのも楽しめるものですね(^^)/ 「居酒屋ぜんや」は第一巻からの抜粋ですが久々読むと感慨深く折を見て再読は必至です。またやはり平岩弓枝さんの「御宿かわせみ」は淡々とした雰囲気が良いです。積読状態なのをぼちぼち読み始めるか、などと考えてみたりして…

2021/07/16

坂城 弥生

アンソロジーだけど、シリーズの中から抜き出したものが多くて、シリーズを知らないものはよくわからない部分もあった。でもいろんな作家さんを知るのにアンソロジーは一番いい。

2020/10/28

のんちゃん

料理縛りの時代小説アンソロジー。底本の人間関係がわからないとちょっと分かりづらい作品もあったが概ね満足。江戸時代は今のように調味料もふんだんではなく、基本調味料だけで料理はなされるから、その材料の素材を活かす、きっと滋味豊かな一皿であったのだと思う。しかしながら作者紹介を読み、ここ十年くらいの間に鬼籍に入られた女流時代小説家さんが多い事をあらためて知り、非常に残念に思う。特に宇江佐真理先生のご逝去は、その訃報にふれた時、大変衝撃を受けた事を思い出した。亡き先生方、素晴らしい作品をありがとうございました。

2021/07/13

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