相棒 season18 上 (朝日文庫)
相棒 season18 上 (朝日文庫) / 感想・レビュー
二分五厘
『アレスの進撃』右京さん、竜宮城でめくるめくひとときを過ごす(笑)北海道で殺戮マシンと対決。『少女』迷い猫探しから出た少女誘拐。止まった時間は動き出す。『声なき声』幾多の人間の忖度がもたらした悲劇の落としどころは。『さらば愛しき人よ』個人の大切なものなんて、周りから心配されることでも、どうこう言われることでもない。『右京の目』右京さん、高級メロンの罠に引っ掛かる(笑)でもお陰で新たな相棒を見つけたようで「ヘイ、バディ」『ご縁』伊丹刑事から青木君に流れた婚活のご縁は、まわりまわって……。
2021/02/27
Richard Thornburg
感想:★★★ 6篇の短篇で構成されています。 今回は右京サンの意外な一面を垣間見られた作品もあって楽しめました。 「声なき声」ではしっかりと時事ネタ入ってますし、ラストの「ご縁」も最近の流れ的なものをうまく取り入れていると思います。 今回の目玉は何と言っても「アレスの進撃」ではないでしょうかね。 ストーリーに張られていた伏線にしても、その回収方法にしても面白いと思います。 最後はかなり切なさが残りますけどね。
2021/02/23
*
最大の見所は、特命係の「小学生レベル」口喧嘩。今の相棒だからこそ見られる画ですわ▼ロシアンルーレット怖い。ただそれによって右京さんの"高い感受性"が明らかに▼中園参事官、なんだかんだ言っても右京さんのこと好きだよな…
2021/07/02
だまし売りNo
「アレスの進撃」では「ロシアンルーレット」という名の幻覚作用を持つ薬物が登場します。冠城亘に「違法なものではない」として勧められます。これは「脱法ドラッグ」「合法ドラッグ」「脱法ハーブ」「合法ハーブ」の名目で販売される危険ドラッグのアナロジーになります。 杉下右京(水谷豊)に対しては食事の中に混入されます。薬物は相手の判断力を奪う犯罪に利用されます。薬物は暴力と同じです。「被害者のない犯罪」ではありません。シャブ山シャブ子の恐ろしさもシャブ子の人格崩壊だけでなく、犯罪組織に利用されることでした。
2020/12/12
akogoma@灯れ松明の火@SR推進委員会
(登録漏れ)シーズン18上巻(通算46冊目)
2021/08/01
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