オーバーロードの街 (朝日文庫)
オーバーロードの街 (朝日文庫) / 感想・レビュー
緋莢
著者名は知っていましたが、読むのは初めてです。全世界の金融マーケットが機能不全に陥り すべてのマネーが蒸発。さらに、パワーローダーによる無差別殺人。これらには “地球の意思”なる、謎めいた存在が関わっています。600ページを超える 厚さですが、読みにくくなかったので、長くは感じませんでした。ただ、内容は自分には ???となる部分が多数で、しっくり来ず、楽しめたとは言えませんでした。 この作品は自分にはあわなかったようです。 呉の子供の頃の猫のエピソードは、グッと掴まれました。
2021/11/04
山ろく
〈大災厄〉三部作の幕開け長編6百頁一気読み。オビには「人類よ、〈人間〉であることをやめよ。〈地球の意思〉が人類に宣戦布告」。表紙をめくれば「かれらはだれかどこにいるのか」。母娘の愛憎を軸に、介護施設での虐待疑惑を取材する記者が、パーワーローダー暴走大量殺戮からネット環境の破壊と金融システムの崩壊に至るまでの裏側を垣間見る数日間の話。「機械と人間」を長年のテーマとしてきた著者だけに機械の反逆やネット内人工人格ではすませない。感情と創造、環境と本音の変化など対話と思索の積み重ねに読みごたえ。迫真の戦闘描写も。
2021/06/15
selva
神林にしては異様とも思えるリーダビリティで、600ページを実質2日で読んだ。分かりやすいのでどんどん読めたわけだが、まだ終わってないどころか始まってもいないようで、なんとも言い難い。
2021/08/29
AZ
小さな物語の一つが終わっただけで、全体としてはまだ序章のよう。まだ神林作品を十分に読んだわけではないけれど、他に比べると地に足が着いている気がする。
2021/10/03
b3_faf
圧倒された。 文庫派なので、文庫本が出版されるのをずっと待ってたが待った甲斐があった。 レームダックの村を文庫本が出るまで待てる精神状態じゃない。。。
2021/05/16
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