【江戸人情短編傑作選】端午のとうふ (朝日文庫)
【江戸人情短編傑作選】端午のとうふ (朝日文庫) / 感想・レビュー
タイ子
短篇ベストセレクション7作品。既読作品もあるが、改めて一力さんの短篇を読むとやはり上手いなぁと感じる。未読作品の「そこに、すいかずら」はあまりに豪奢な話でビックリ。料亭の主人が紀伊国屋文左衛門と出会い、商売で利益を得たことで一人娘のために三千両かけてお雛様を誂える話は驚くしかない。「井戸の茶碗」はお馴染み落語噺。落語小説集の一つで既読なのだが、やはり面白い。一力さんの義理人情話はどんな形で描かれても飽きる事がない。
2022/09/26
rokoroko
山本氏の短編。最初の二つがあまり話が頭に入ってこなくて困った。表題は面白くてほっとした
2024/09/02
スプリント
短編集だが収録されている作品の中には著者のシリーズ物の短編も含まれていて安心感がある。 落語を下地にした作品もありそのアレンジ加減も楽しめた。
2023/12/10
デジ姫
新作出た~!と喜んで図書館に予約。手に取ってみれば初期の名作を含む短編ベストセレクションだった。7編中3編は既読済みだったけど内容はおぼろげだったので改めて読んでみると読み手を引き込む彼の本はやっぱり面白い。
2022/06/05
ゆうこ
短編集。欅しぐれの男っぷりが良かったので続けて読んでみました。この中では、先日の猪之吉さんが活躍する『端午のとうふ』粋な駕籠かきが出てくる『菱あられ』がお気に入り。ただ、やはり短編を読むよりも、じっくりと江戸っ子の気風に浸りたいので長編がいいかな、とう感想を持ちました。
2023/07/12
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