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むらさきのスカートの女 (朝日文庫)

むらさきのスカートの女 (朝日文庫)

むらさきのスカートの女 (朝日文庫)

作家
今村夏子
出版社
朝日新聞出版
発売日
2022-06-07
ISBN
9784022650467
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むらさきのスカートの女 (朝日文庫) / 感想・レビュー

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mae.dat

オチへ向けての加速度、そう来ましたか( ¨̮ )。一見すると付録の様に見える『芥川賞受賞作記念エッセイ』集迄含めて本作と言う理解でokなのかな。以前より「むらさきのスカートの女ヤバい」「それより黄色いカーディガンの女の方がヤバい」と、漏れ伝わっておりました。どんなヤバさを持っているのかな(愉しみ)と、読み始めました。でも、スカートさんは言う程ヤバく無いですね。カーディガンさんは分かり易くヤバい。妄想が肥大化してまっとる。スカートさんを似た属性(下位カースト)と誤認して、ストーカー化しちまっているもんね。

2023/09/22

カピバラKS

●至ってシンプルな文章にもかかわらず、妖しい夢を見ているような世界に誘われる。●何が言いたいのかはワケワカメであった。読了感はTV版エヴァンゲリオンを観た後に近い。●むらさきのスカートの女はコミュ障気味のようだ。コミュ障が最低限度の社会生活を営むためには、元気な挨拶と一人でも友達を作ることが必要である。友達作りはハードルが高いように思えるが、ボッチだと思っていても、黄色いカーディガンの女のように友達になりたいと思っている人は意外といるものだ。至ってシンプルな感想を持つ。

2023/11/03

absinthe

読み進めるうちにひやりと背筋が寒くなる。ちょっと跳んでる精神世界にすむ女性の話。信頼できない語り部が作った架空の人物だと思う。物語の中に散逸する怪しいエピソードの数々。原因をあえて書きたくないこと、つじつまを合わせたくないことを、あの女の存在でつじつまを合わせてしまっているのだが。その一方、その女の存在は現実とは思えない。それにしてもユーモラスな書き方が救い。人は世界観を作り上げて、その眼を通して解釈を作り上げる。それにしても面白い。

2023/07/04

やいっち

正直、読み出した冒頭から既に物語の…というより語り口に魅入られた。いろんな感想を読んでも面白かったという人と、つまらない、こんなのが芥川賞かという全く相反する評が。毀誉褒貶喧しい作品。  吾輩は面白かった。少なくとも既存の作家作品にない持ち味がある。そのテイストに合う人はファンになるだろう。

2022/08/17

ふたし

ミステリー要素のある作品。紫のスカートの女は何者なのか。語り手は一体誰?(終わりの方で明かされる)。黄色いカーディガンの女は紫のスカートの女になってしまった?

2022/09/23

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