ミステリーアンソロジー 大逆転 (朝日文庫)
ミステリーアンソロジー 大逆転 (朝日文庫) / 感想・レビュー
sayuri
「カマラとアマラの丘/初野晴」「母の務め/曽根圭介」「ピクニック/一穂ミチ」「四〇九号室の患者/綾辻行人」「裂けた繭/矢樹純」「達也が嗤う/鮎川哲也」『大逆転』をテーマにした6編収録のミステリーアンソロジー。一穂ミチさんの「ピクニック」は単行本『スモールワールズ』、矢樹純さんの「裂けた繭」は文庫『妻は忘れない』にてそれぞれ読了済み。完璧に騙されたのは曽根圭介さんの「母の務め」。末期癌の夫と死刑囚の息子を持つ母の一言「私の人生、今がいちばん幸せかもしれない」で始まる一行目から心鷲掴み。真相にも結末にも驚愕。
2023/03/27
あっか
新刊。名だたるミステリ作家の短編集ということでワクワク買ったら…ミステリの中でも大好物、叙述トリックものを集めたアンソロジーでした!(一穂ミチさんピクニックのみ既読でしたが、気付かなかった…笑)一作目カマラとアマラの丘からすっかり騙されて思わず再読!読み始めは叙述トリックものだと知らなかったから油断してた…違和感はあったのに…母の務めでもすっかり誤認しました。男女入れ替わりものには強いのか、2作品とも途中で気付いたけれど『達也が嗤う』の最後の秘密には「うわー!本当だ凄い!」となりました。史上1番騙された→
2023/02/20
annzuhime
何も気にせず購入したけど、一穂さん、綾辻さん、矢樹さんは既読でした。タイトル通りに大逆転するんだろうなと読みながらも、やっぱりラストにあっとさせられる。既読だったけどやっぱり綾辻さんが好き。そして一穂さんのラストに寒気がする。
2023/04/22
rosetta
文庫オリジナルと謳っているがこの本のために書き下ろされた訳ではなく、1965年に発表された鮎川哲也作品から2020年の一穂作品まで全て再録。初野さんだけ初読み。ネタバレになるから感想は書けない(笑)
2023/06/02
けいこ
一穂ミチさん、矢樹純さん目当てで手に取ったものの、どちらも既読だったというあるある(涙)アンソロジーを購入する時は出典を先に見るべし。とは言え、初野晴さん、綾辻行人さんは若干強引ではあるものの、えっ、そっち⁈とまんまと騙されて面白かった。
2023/03/09
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