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雨柳堂夢咄 其ノ1 新版 (ソノラマコミック文庫 は 28-1)

雨柳堂夢咄 其ノ1 新版 (ソノラマコミック文庫 は 28-1)

雨柳堂夢咄 其ノ1 新版 (ソノラマコミック文庫 は 28-1)

作家
波津彬子
出版社
朝日新聞出版
発売日
2007-10-01
ISBN
9784022671301
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雨柳堂夢咄 其ノ1 新版 (ソノラマコミック文庫 は 28-1) / 感想・レビュー

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新地学@児童書病発動中

読友さんの感想に惹かれて、読みました。ホラー色が強いのかと思ったら、しっとりとした叙情的な作品で非常に私の好みでした。骨董屋が舞台になっており、そこで起こる怪異な出来事を美しい少年蓮が解き明かしていきます。人は死んでもその想いは残ると、私は信じているのですが、その気持ちがそのまま物語になった感じで嬉しかったです。女性の一途な想いを椿の花に結晶化して、涙なしでは読めない「椿の恋」が私のベストでした。

2015/07/23

せ〜ちゃん

★★★★★ 文庫版。 波津さんのしっとりと切ない雰囲気に、オカルト要素たっぷりの不思議なお話。 物にも想いがあるのだなぁ〜としんみり思うお話の数々・・・そう、タイトルの如く「夢」のような印象です♪ 周囲の人々の人間模様もじんわりとくる良いお話♡ 大判コミックスは紙で買い、この文庫版は電子で買ってます♡ 収録作品「花椿(カメリア)の恋 / 宵待ちの客 / 十四夜の月に / 我儘な名品 / 花に暮れる / 太郎丸 / 金色の鳥 / 朝顔写し / はつ恋鏡 / 夜の子供」

2016/03/05

はつばあば

届いて直ぐに読むつもりは無かったのに、昔風の絵に魅かれ、文章に惹かれついつい読書中の本を置き去り。骨董に命が宿る・・その橋渡しに蓮が。新地学さんの感想にひかれ9巻まで買ったが、惜しい事に文庫。文庫でなければもっと綺麗な絵が見られたのにと少し残念。

2015/07/27

HANA

読友さんから借りた一冊。素敵な本を貸していただいて感謝してます。内容は明治期の古物商を舞台とし、様々な道具と人の巡り合いを物語ったもの。主人公は一応店主の孫であるらしいのだが、あくまで狂言回しに徹していて小道具と人との関係が中心になっている。百年を経た器物は精霊が宿り付喪神となるそうだが、ここに出てくる道具は全て人やそれ自体の想いで付喪神となっているよう。ただ宿っているのは非常に優しい精霊であるけど。続きが買いたいけど、また積読が増えてそれらが全て付喪神になったらどうしよう。まるで百鬼夜行だな。

2012/12/17

天の川

再読。読友さんのレビューに触発されて、ついこちらに手が伸びました。ここのところ、波津さんの洋物を中心に読んでいましたが、和物は明治末期?の日本の湿度と電気がなかった当時のランプや行灯に浮き上がる闇が際立ってまたステキ。骨董をめぐる話の数々は、切なくて、はかなくて、心に染みわたるもの揃い。この頃の波津さんの絵、とても丁寧で…。どの作品も大好きですが、「夜の子ども」の唐子たちが特に好きです♪湯たんぽの太郎丸の話もまた切ない。動物と子どもには勝てませんね…。

2014/03/28

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