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百鬼夜行抄 5 (朝日コミック文庫)

百鬼夜行抄 5 (朝日コミック文庫)

百鬼夜行抄 5 (朝日コミック文庫)

作家
今市子
出版社
朝日新聞出版
発売日
2013-10-03
ISBN
9784022690449
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百鬼夜行抄 5 (朝日コミック文庫) / 感想・レビュー

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kagetrasama-aoi(葵・橘)

「百鬼夜行抄」第五巻。「雲間の月」「うす紅色の女」「魔の咲く樹」「狐の嫁入り」「笑う盃」「秋しぐれ」「返礼」の七編。律が眼帯している話、時系列が前後しているのでより複雑で怖かったです。マルの話読むと、妖魔より人間の方が怖いかもしれない…なんて思いました。「狐の嫁入り」幼い律、可愛い❤️ハッピーエンドで嬉しい話でした。このまま続けて読むと、30歳になった律と会えるのかな?楽しみです。

2021/05/01

糸車

職場に自分は霊感がある、という人が複数いた。(!)幸いわたしはまるっきりそういうのがなくて彼女たちの経験談を聞くたび、「なくてよかった」と思っていた。飯嶋家の人たちみたいに力があるゆえに妙なものに寄って来られるのも面倒だろう。対応するのも大変だし。当事者にはなりたくないわ・・・。あやかしと人間が交差する不思議な空間、思い出すと怖い部分もある。でも振り向いてくれない人に近しい人を陥れようとするほどの妬み嫉みって怖い・・・、結局人間だって怖いということかしら。

2016/01/11

眠る山猫屋

ほのぼの路線から入るかと思えば、そうは問屋が卸さない。妖怪より人間の方が怖い・・・なんてのはもう判ってますよ、では終わらず、兄弟を探す犬の妖怪にワチャワチャにされて、ハッピーエンド。濃密だっ!律が眼帯姿だった謎は巻の後半で語られ、時系列も一筋縄ではいかない事が解る。油断できないなぁ。盗掘師だった松崎さん、結構好きなキャラクターだったが・・・この物語は甘くない。容赦も無い。運命論も通用しない。物語なのに凄い。

2017/09/24

アイシャ

7編「雲間の月」愛人の子とその子を引き取った女性の話。「うす紅色の女」老女が一人住む家には複雑な秘密が。末の弟を探して彷徨う犬の妖怪が可愛い。「魔の咲く樹」山の中の広いお家に引っ越してきた医者一家の悲劇。時制が不思議で30歳の律の話だけが出てくる。右目をやられた律。最後の話とリンクする。「狐の嫁入り」偶然狐の嫁入りに居合わせた男性が嫁入り道具の一つを持ち出したことによる騒動。「笑う盃」律の祖母を恋した男の話。「秋しぐれ」長く一人家に閉じ込められた霊を開放する律。「返礼」律の傷ついた目の話。家の話が多いな。

2020/04/11

いおむ

再読!嫁棚本です。各話の締め方がいつも秀逸。

2024/02/05

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