幻想綺帖 一 (朝日コミック文庫)
幻想綺帖 一 (朝日コミック文庫) / 感想・レビュー
えも
私にとつて波津彬子と云えば「鏡花夢幻」ですが、その彼女が、古今東西の幻想短編を漫画化してゐたので、迷はず買つてしまひました▼鏡花作品はやはり良い。あと、中国つて妖怪でもあつさり殺すのだね。驚き。
2017/02/26
penguin-blue
日本、海外の少し不思議なお話を集めたアンソロジー。波津さんの線が細い、はかなげな絵はこういうこの世ならぬ話によく合う。鏡花作品との相性は「鏡花夢幻」で実証済だし、大好きな「山月記」が入っていたのも嬉しかったけど、川端康成やモンゴメリがこういうタイプの話を書いていたのは知らなかったし、新鮮だった。バラエティに富んでいるものの、やっぱりちょっと悲しい、哀しいお話の方が心に残る。個人的にもこういう不思議話は大好きなので続編に期待。
2016/12/14
Ribes triste
和洋中(料理みたいですが)の選りすぐりの古典怪異譚が波津さんの絵で読めるのは、とても楽しかった。川端の「心中」は怖さが半端なかったです。そして泉鏡花は美しかった。モンゴメリの1篇が衝撃的で、小説をぜひ読みたいと思っていまいました。
2016/11/30
miicha
原作ありの作品集と知らずに購入しましたが良かったです。品の良さが文芸作品にあっていて素敵。「小人」では担当さんと同じ感想を持ってしまいました。「夜半の膳」がユニークでした。芥川先生の原作も読んでみたくなりました。
2016/12/10
ざるめ
原作を読んだことが無い作品が多かったけれど、妖の世界を存分に楽しめた!(^o^)解説の東雅夫さんがまた、私が思っていた事を語って下さっておるられる!(°▽°)「鏡花夢幻」で泉鏡花のファンになったからか、やっぱり鏡花原作の話が好き♪
2017/01/10
感想・レビューをもっと見る