百鬼夜行抄 20 (朝日コミック文庫)
百鬼夜行抄 20 (朝日コミック文庫) / 感想・レビュー
眠る山猫屋
主人公・律の苦労が偲ばれるなぁ。全ての始まりである祖父の姉の系譜、今は縁も失われた遠縁の恭一少年のドナーになっていた律。でもその手術前後の記憶が無い。ドナーは拒否したはずなのに・・・というところから始まる今巻。恭一くんの家族にも色々あったようで陰鬱な始まり。身内に殺人犯がいたかもしれないという恐怖。祖父だけではなく、その姉にも“何かの力”があったのか。記憶喪失の顛末は後に語られたが、人間でないもの、人間離れしたものにいいように転がされる律。コミカルな展開も挟みつつ律の受難は続く。
2023/03/19
山猫
久しぶりにちゃんと誰が誰だかよくわかったので、読みやすかった(笑) 律くんはいつになったら卒業する(卒業できる)んだろうか? ここまで広がった話をどうまとめるんだろう?
2023/02/24
どあら
妹から借りて読了。人を呪わば穴二つ…😓
2023/03/11
RIN
前回が蝸牛の子ども大集合で賑やかだったせいか、この巻は律と司ちゃんがメインの初期の頃を思い出させる話が多かった。一巻と違うのは律が一浪一留の大学生、司ちゃんが社会人一年生になったことと、水脈さんの子孫が関わってきたこと、青嵐が式神から外れたせいで律が益々危うさを増したこと。ゾクリとする話は少ないけど、何となく不快感の強い話は増えたような気がする。朧気で曖昧で雲を掴むような心許なさ。恭一がどうなるかはまだ分からないけど、危ない気がするな。出来れば海は律の側で大きくなって欲しい。一人で抱えるにはその力は重い。
2023/08/12
スズコ(梵我一如、一なる生命)
他の方が仰る通り、確かに読みやすかった。他の巻に比べればね!!でも、相変わらずの律の受難、不可解さ、おぞましさ、怖いヨォ。。。なんか呪縛されているかのように、毎回楽しみに買ってますが、怖いから一回しか読んでないし、内容が内容だけに、なんか不吉な本なんだよね。
2023/03/26
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