「ひとつ、村上さんでやってみるか」: と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける490の質問に果たして村上さんはちゃ (アサヒオリジナル)
「ひとつ、村上さんでやってみるか」: と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける490の質問に果たして村上さんはちゃ (アサヒオリジナル)
- 作家
- 出版社
- 朝日新聞出版
- 発売日
- 2006-11-01
- ISBN
- 9784022723307
「ひとつ、村上さんでやってみるか」: と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける490の質問に果たして村上さんはちゃ (アサヒオリジナル) / 感想・レビュー
再び読書
村上春樹ファンにはいつもながら楽しい本。時々の返しに村上流のウィットもちりばめられ、楽しめました。メールを一日寝かすというのは、仕事に追われるビジネスマンには金言かもしれない。やはり拙速という事実は動かしようがない。また「カラ兄」も積読しているので、挑戦してみようと思う。また所々に見受けられるはっきりとした示唆も心地よい。ほかの方も書いてあったが、読者にこびないという姿勢も相変わらずで良いと思う。賞なんかくそくらえでいいと思います。多分読み続ける人は残ると思う。権威をぶち壊す世代の村上氏の矜持も感じられる
2016/03/31
けぴ
印象的文。P22 「本を読むことは心の貯金をするようなものです。いろいろな本を読んでください」 P44 「人の心の中にある言葉では言い表せない領域に深く入りこんでいくことが小説の役目です。人間にとって大事なのはむしろ言葉にならない何かをそのままじっと抱え続けられる心の強さと魂の深さを獲得することではないか」P49 「自分が何を求めているかは、あくまで自分で決めることです。自分の心に耳を澄ませることがいちばん大事なのです」P311 「人は文章を書くことによってものを考え、抽象的な体験をし、成長していくもの」
2024/02/15
★YUKA★
知人に薦められて読んでみました。期間限定の企画だったので、当時は知らなかったけど、また同じ企画があるなら村上さんにメールしてみたい(*´ω`*)!
2014/07/27
桜もち
村上さんが時々期間限定でサイトを開き、読者からのメッセージとか質問とかグチとかをメールで受け付けてそれに片っ端からユーモアと愛情と力でもって返信していくというイベントがある。その質問と答えを本にしたもの。村上さんのおかげである程度離婚と自殺と絶望がこの世から減ってるような気がするよ。嫌いな人は嫌いかもしれないが。これ、ラジオ番組だったらおもしろそうなのになあ。ときどきで村上さんのお気に入りのジャズなんか流したりして。
2016/01/24
コージー
★★★★☆期間限定ホームページ『村上朝日堂ホームページ』に寄せられた質問に、村上さんが回答したものを書籍化。490の質問が掲載されている。日常の疑問から、村上さんの趣味や小説に関する質問などに真摯に答えています。ホームページ上で発言していることもあり、村上さんの個性が際立って感じ取れます。【印象的な言葉】僕は子供のころから、どのような分野においても、一番になったという経験がありませんでした。だから、勝ち負けや順番とは関係のないところで自分の位置を定めて、他人とは関係なくマイペースで生きてきました。
2020/03/03
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