カルト教団からわが子を守る法 (ASAHI NEWS SHOP 24)
カルト教団からわが子を守る法 (ASAHI NEWS SHOP 24) / 感想・レビュー
ヨミナガラ
“カルト信者はしばしば、信仰を深めるためとして特殊な言葉や話し方(時として“仕込まれた言葉”といわれる)をする。親がこれらに通じていることは、むろんけっこうだが、子どもとのディスカッションの中でこれを不用意に使わないように強調したい。もしそうすると、カルト用語の信頼につながり、教義を無批判に受け入れることになりかねない。もし子どもがそのような言葉を使うなら、親は次の対話例(原注・対話例は〔…〕暗記するためのシナリオではない)のように、カルトに無関係な言葉での説明を求めるべきである。”
2014/06/08
ybhkr
タイトルからカルトへの予防のような印象だったけど、すでに入信した我が子を立ち直らせる本だった。元タイトルの直訳「カルト-親が知っておくべきこと」のほうが内容にマッチしているように思う。宗教に対してかなりの自由を認めている国であるアメリカにおいてカルトと呼ばれる定義はなかなか難しい。反社会的ではないカルトについての記述などなかなか興味深い。エホバの訪問も日本のように門前払いするひとは少ないような国で、離れて暮らす成人した我が子をカルトから救うのは日本以上に大変そう。だが、カルトの手口は世界共通である。
2016/05/09
gurisan
大人はカルトの知識があるかもしれないけど、まだまだ。子どもが大学、都会などへ行くときに、なんと巧妙にカルト組織が口を開けて待っていることか。 組織だから、ひととおりの応対などもしっかりとマニュアル化されている。実にうまい。だから、その辺の仕組みについてしっかりと教育していかないと、うっかりだまされかねない。
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