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セックスレス亡国論 (朝日新書 184)

セックスレス亡国論 (朝日新書 184)

セックスレス亡国論 (朝日新書 184)

作家
鹿島茂
斎藤 珠里
出版社
朝日新聞出版
発売日
2009-07-10
ISBN
9784022732842
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セックスレス亡国論 (朝日新書 184) / 感想・レビュー

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空猫

『日本人はもうセックス…』からの。面倒くさい×金で解決=資本主義∴一人エッチ、を歴史、文学から検証(?)した本。宗教は共同体の平和の為に非生殖性行為を禁止する。識字率向上と食料難、少子化、革命、の相関。性と経済と恋愛はリンクしているのでそこにも格差が…等。鹿島氏の仮説に基づく対談で、読みやすいのだが、聞き手が力不足なのが難点。内容は、なるほどと頷くことばかりだし、古典文学も映画もこの面から読み解くと興味深い。『「メンドクサイ」が狂気を生む』とDr,春日も言ってたな。しっかり生きないとな( ゚Д゚)ゞ。

2020/10/06

さきん

そうなんだよねと納得するばかり。渋沢栄一やトッド関連の本を読んで著者のことは気になっていた。自分もまさに該当する世代。めんどくささに流されると男の場合は動画を見る形に終着する。その帰結は人口減少による納税社会、国家の崩壊。そうならないためにもとは思うが、ひと昔のお見合いはもうなく、自分で駆り立てないといけないところが大変。

2020/08/30

がんぞ

不真面目な題名で内容と必ずしも一致しないが、売春自由化論の「需要は正しい」の論理に反対し、資本主義の“面倒なことを代行する”=商品化を推し進めるとミクロの合理化である“所有よりレンタル”=婚姻の軽薄化、売春横行“体面より自由”=家庭の束縛を逃れようとする傾向→カップルの知的不平等(男女ともに相手を支配するために自分より知的に低い相手を選ぶ傾向)、売春業に有利な税体系、ライフサイクル→セックス離れが社会全体では少子化、愛情喪失→衰退/「快楽不平等の法則」は経験少の俺には納得できないが、SEXの目的が問われる

2015/02/05

くろまによん

タイトルから受ける印象と中身が釣り合っていないが、なかなか楽しめた一冊。「結婚相手を自由に選べるようにしたことであぶれる人が出てくる」「面倒なことを代行するのが資本主義。そのため、面倒なセックスの代わりにオカズを提供してオナニーするようになった」など、興味深い指摘が多かった。ただ聞き手の斎藤という人は不要。俺が知らないだけなのかも知れないが、この人を出すことで売れ行きを左右するほどの効果があるのかね。鹿島先生の話だけでいい気がする。

2015/04/14

inokori

「人間のオッパイというのは,赤ちゃんのためのものではなくて,あくまでお父さんのためのものなんです」(p.41)って,噴いたぞ!これじゃ,可朝の「お父ちゃんのもんとちがうのんやで〜」と全面対決じゃねぇか!!!ほぼ,鹿島先生の蘊蓄によりかかった与太話に近いけど,日本的資本主義のせいでめんどくさがりばっかり増えて…とのお嘆きには,反省することしきり.

2009/07/26

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